おはよう日本で放送されました!
2015.12.17
12月16日放送のおはよう日本で、株式会社アイディさんの“マンガ動画”について弊社も紹介されました!
その放送内容についてアップいたしました!
漫画が動いています。『マンガ動画』と呼ばれるもので、多くの原画を必要とするアニメーションとは違って、コンピューターで簡単に制作できます。
宇都宮市では、地元の企業と大学が協力して、この『マンガ動画』を使った広告の制作に取り組んでいます。
新たな産業に育てることを目指す、産学協同の挑戦を取材しました。
栃木県足利市で、パンや麺類用の小麦粉を製造する会社。
自社製品の横に並ぶのは、漫画で描かれたキャラクターたちです。
この会社は、今年(2015年)から自社の広告にマンガ動画を採用したのです。
『「ゆめかおり」で焼いたパンは、ふわっふわでもちっとしてて、ほんのり甘く、これぞ日本のパンって感じで・・・・・・』
パン用小麦のキャラクター、『夢かおり』が、ホームページなどで製品の特徴をかわいくアピールします。
パン用小麦のキャラクター、『夢かおり』が、ホームページなどで製品の特徴をかわいくアピールします。
社員の名刺をスキャンした時にも
『私は珠いずみ。栃木県で生まれたの・・・・・・』
キャラクターが現れます。
「表情が豊かで、みんなかわいらしい。笑顔が出る」と話すのは、社長の笠原健一さん。
この広告を制作したのは、宇都宮市の広告会社です。
これまで主力だった紙のチラシの需要が落ち込む中、近年、インターネット広告に力を入れています。
その中で目をつけたのが、マンガ動画。
元のキャラクターの目や口などを、新たなデジタル技術で動かし、それを組み合わせることで、簡単に動画が出来上がります。
『ふわっふわでもちっとしてて・・・』
動画化にかかるコストは1分あたりおよそ3万円。多くの原画が必要なアニメーションよりもはるかに安く出来るのです。
広告会社の社長、田村晃さんは「漫画やそういった動画は、世界共通の文化だと思う。地方から広告を変えていきたい」と言います。
実は、この広告の絵を描いたのは地元の大学生です。
全国でも珍しい漫画の専攻科を持つこの大学、ちばてつやさんなど、一流の漫画家が教えています。
この大学では、学生たちの将来の進路を広げたいとの狙いで、マンガ動画広告に取り組むことを決めたといいます。
今、紙媒体の漫画の人気も下がってきているため、漫画の技術のほかに、デジタル技術を身につけておくことが、学生の就職にも有利になると考えたのです。
文星芸術大学 マンガ専攻の准教授、田中誠一さんは「今まで『マンガ』=『出版社』というのがあったが、今はどこでも組める。
新しい形でマンガが生み出されていくし、いろいろな所と組んでいけると思う」と話していました。
産学協同で進めるマンガ動画広告。
11月、関東地方の中小企業が集まる商品・サービスの展示会で、ここまでの成果をアピールしました。
栃木県発の “新たな広告手法” は受け入れられるのでしょうか。
来場者からは・・・
「これ、いいな!」 「これ、すごい!」
「 “目で見て耳で聞いて” という新しい効果で、すごくいいと思う」
「動きもすごくいいと思う。何よりも価格が安いというのがちょっと驚いた」
という声が聞かれました。
「動きもすごくいいと思う。何よりも価格が安いというのがちょっと驚いた」
という声が聞かれました。
田村さんは「 “低コストで、短い期間で制作できる” と話すと、非常に驚かれる方が多い。十分に手応えはあったと思う」と話していました。
マンガ動画広告を、栃木県発の新産業に育てたい。
企業と大学がタッグを組んだ挑戦が続いています。
2016年の春には、マンガ動画制作を手がける会社に、この大学から2人が就職する予定だということです。
問い合わせ先
◇マンガ動画広告を作っている広告会社
「株式会社アイディ」(宇都宮市)
電話:028?637?9779
◇マンガ専攻科のある大学
「文星芸術大学」(宇都宮市)
電話:028?625?6888
◇マンガ動画広告を採用した小麦粉メーカー
「笠原産業株式会社」(足利市)
電話:0284?71?3181
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“マンガ動画広告” 産学協同で新産業に ?栃木 宇都宮?
2015年12月16日放送 -
漫画が動いています。『マンガ動画』と呼ばれるもので、多くの原画を必要とするアニメーションと…
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