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参加会員ピックアップ!「樋口屋本店」「オニックスジャパン」
「樋口屋本店」地域の皆様に届けたいこだわりと想い。地元食材を盛り上げたい!
オール栃木県産の食材にこだわる食肉卸加工・樋口屋本店のテントでは、パテにとちぎ霜降高原牛&とちぎゆめポーク、バンズに栃木県産小麦「ゆめかおり」と栃木県産コシヒカリ「みやおとめ」を使用した「BLITZENハンバーガー」を販売。パテとバンズだけのシンプルさが、素材の持ち味を存分に引き出した逸品です。
「栃木県産食材だけのハンバーガーを商品化することで、地元食材を盛り上げたい」と商品開発のきっかけについて語るのは、専務取締役の樋口五朗さん。地元食材への愛着とこだわりが強いぶん、「BLITZENハンバーガー」の開発にも相当な苦労があったようです。
「余計な混ぜ物をせず肉本来のおいしさが楽しめるパテ、『ゆめかおり』に『みやおとめ』の米粉を20%配合したバンズを組み合わせ、試作に試作を重ねて生まれました。特にバンズは、きめ細やかに焼き上がる『ゆめかおり』の持ち味を損ねず、もちもちした食感を高める米粉をどれくらい配合できるかを何度も試して、絶妙なバランスを見いだしました」奮闘して作り上げた商品であるだけに、その場で味わった来場者からは大好評の声。さらに、バンズに「ゆめかおり」を使った新商品「豚角煮まん」への反応も上々でした。
この「豚角煮まん」について、感謝祭スタート前に、樋口さんはこんなことを話していました。
「『豚角煮まん』はギフト商品化することが決定しています。そこで、今日は実際にお客様に試してもらい、反応を確かめたい」商品の作り手にとって、一人ひとりの消費者から直接評価の声を拾えることも、この小麦感謝祭の魅力の一つ。“声”を商品作りに反映し、さらに良質の商品を消費者へ送り届ける、そんな好循環が機能しているのです。
県内の様々なイベントにも出店しているという樋口屋本店ですが、小麦感謝祭には特別な思い入れがあるそうです。「他のイベントと違い、小麦感謝祭にはリピーターがとても多い。それだけ国産小麦のおいしさをよく知っている方が多く、栃木県産食材を使った新商品に対しても的確な評価をいただける。その意味で小麦感謝祭はとてもありがたく、特別なイベントなんです」
「オニックスジャパン」食べた瞬間の表情を間近で確かめられる、喜びの時間。
「食べることをもっとうれしい体験に。」を企業理念の一つに掲げるオニックスジャパンにとって、小麦感謝祭は「一番幸せな時間」と話すのは、品質管理室兼企画開発室 課長の大町由康さん。食を通したコミュニケーションを大切にする同社にとって、小麦感謝祭は文字通り、食を通して作り手と買い手が意思を通わせ合える貴重な場となっているようです。
「小麦感謝祭では、当社の商品を知らない方々にもその場で味を試して頂け、食べた瞬間の表情や感想を自分の目で確かめられるので、商品開発においてとても勉強になります。一方で、当社をご存知のお客様からは、『スーパーで買っているわよ』『おたくの商品はおいしいわね』と直接お褒めの言葉が頂ける喜びがある。どちらも小麦感謝祭ならではですね」
そんなオニックスジャパンのテントでは、栃木県産小麦を使用した2種類の天ぷらうどんを販売。注文が入ってから茹で始めるこだわりのうどん目当てに、子どもからお年寄りまでが売り切れまで行列をなす人気ぶり。特に栃木県産小麦でつくった群馬県の郷土料理「ひもかわうどん」の吸いつくようなもっちり感に、来場者は終始舌鼓をうっていました。
テントで接客に当たった大町さんは、丹精を込めて作った自慢のうどんを味わうお客様の姿に、「大きな手応え」を感じたと言います。 「輸入小麦と比べて価格が高めというイメージがある国産小麦ですが、ニーズは確かにあるんです。実際、少しずつですが、国産小麦を選ぶお客様が増えている。香り高い風味やもちもちとした食感、そうした高品質という付加価値がこの先広く認知されるようになれば、国産小麦への支持はもっともっと高まるはず。途切れないお客様の列を見て、そんな手応えを感じた小麦感謝祭でしたね」